2019年5月26日

ゲームレビュー/フラン-Dragons' Odyssey-

評価:★★★☆☆

メーカー:KEMCO(開発EXE-CREATE)
アクションRPG、キャラの好感度によるマルチエンドという部分に惹かれてプレイ。
調べてみたところ、元は2003年にEXE-CREATEより発売されたPCゲーム「FraneⅢ-緋蒼の幻想曲-」(公式HP:http://www.exe-create.co.jp/products/f3_hp/f3_main.htm)のようだ。
イラストや内容は全体的に平成初期頃の懐かしい感じがする。

ストーリーは、恩恵を司る天使エスクードの使役竜クナが、人間を導くために地上に降り行方不明になっているエスクードを探すために幼馴染みの氷竜の少女リエルと共に地上に降りる所から始まる。
やり込み要素として、特定の人物らにプレゼントや会話で好感度を上げる事でイベントが起きたり、アイテム2つを使い料理や工作をして空白のリストを埋めていく、カジノでスロットをする、ダンジョンの隠された宝箱を探す、などがあり、じっくり遊べた。

【良かった点】

上記でも書いたように、好感度イベント&マルチエンド、アイテム合成、宝探しが面白い。
あまり複雑すぎず、全年齢向けな設計であると考えれば良作。

【悪かった点】

戦闘が単調。
炎と氷の二種類とクナの物理、リエルの魔法を使い分けて戦う形式になるのだが、
クナは通常攻撃で敵を倒してゲージを溜め、武器ごとの固定必殺を繰り出す。
リエルは魔法を付け替えながら魔法ぶっぱ、魔法溜めで強力魔法、敵からダメージを受けても倒れないがゲージが溜まるとクナをぶっ飛ばして画面全体攻撃。しかもクナのHP減る。
といった具合。
それから重要なポイントとしては以下。
キャラクターの好感度を上げる・フラグを立てる期間が短い
「どこどこの誰々と会話するとキャラが旅立ちます」など、交流できる期間が終了するのを事前に知らせてくれるのは親切だが、交流期間が短く感じた。
スチルが立ち絵の使い回しが多かったのはひどいと思った。
使い回しじゃないスチルイラストは良かったが、その辺りは残念な要素。そこが一番ひでーなと感じた。

【総評】

個性的な敵キャラの登場があったり、意外な真実(とはいえ予想はつく)が待っていたりという展開はそこそこプレイ欲を盛り立ててくれて、やり込み要素もあって長く楽しめた。
ただ、不満点も多く
人間に恩恵を与える天使と、試練を与える悪魔の存在が世界観をもり立ててくれるが、悪魔に関してはマナト教あたりが関連してるっぽいのにその辺りぼやっとしてしまったあたりなどイマイチ設定を生かしきれてないように思えたし、好感度を上げて会話するとデレデレになっていたりと多少気持ち悪さのある部分が自分には合わなかった。ミリナムとか。

しかも、クナ、ラッキースケベじゃなくムッツリスケベ系だって事がラストのあいつの部屋で判明するしなんかねww
スチルの面も各キャラの結末見るの楽しいし、ゲーム自体そんなに高値ではないので全体的に見ると言うまで悪いわけじゃないです。


最後にちょっと苦戦した攻略のポイントを白文字で書いておくんで、トロコンしたいとか、これから遊ぶけどヒント見ておきたい人は反転してどうぞ。
とはいっても役に立つかわからんのでそこんとこ。

※手紙が届かない
2度そのキャラの好感度イベントを見ていないと手紙が届かないらしい。
が、ハレルを除いて他のキャラは普通に好感度上げてれば何度か訪問すると見れる。
ハレルは一度好感度を低い状態にしないとフラグイベントを見れないので、一度は好感度を低くして(放置して?)出て行くイベントを見てから上げるといい。

※各キャラのエンドを見たい場合のセーブ地点
ミリナムとバーツの好感度、フラグが立っていて手紙が届いているなら、デナリウスの館のボスを倒す前の地点でセーブしておけばOK。
ボスを倒す前までなら、ミリナムとバーツの交流はもうできないが、手紙は届く。
心配ならミリナムとバーツが旅立つ前のセーブデータを残しておくといいかもしれない。

※工作リストが埋まらない
各町の武器屋・道具屋でたくさん買い物をしておくと、工作用アイテムが販売されるが高価でリストを埋めるのがめんどい。
んで、バーツとミリナムがいる状態で、バーツ・ミリナム・クルーン・ハレル・リエルの好感度を最大に近付け、何度か訪問して貰ったほうが早い(好物をあげると貰いやすい)
一番厄介なのは、リエルから貰える氷竜の鱗で、これはリエルとの交流が不可になると二度と手に入らない。
ちなみに、各キャラの好物の料理はリエルは魚+オレンジ、バーツは肉+オレンジ、ミリナムはかぼちゃ+オレンジ、クルーンはキャベツ+香辛料、ハレルはパン+肉、フローリンは肉+卵

※ハムラの居場所
各ダンジョン、各町に1体ずついる。
最初訪れて何にもなかったら、そのダンジョンをクリアしてからもう一度行って調べたりすると見つかる。
最後の神殿にいるのは入り口すぐのマップ。
とにかく決定ボタン押して探ればいい。

※称号リストを埋めたい
コンティニューしまくるとか、敵倒しまくるとか、金持ちになるとか、畑使いまくるとか、合成リスト埋めるとか。
難しかったのは攻略対象の好感度をもれなく最高に近付けること。期間短いし。

※スチルリストを埋めたい
閲覧したかどうかは自動セーブされてるっぽいので、神様がクナとリエルどちらかに褒美をくれるイベントの前でセーブしておいて、クナorリエル片方のレベルをひとつ多く上げてからのぞむ。
あとは各キャラの告白を受けてエンド到達、誰の告白も受けずに到達、といった具合に。

※スタッフルームってどこよ
神殿の地下、ラスダンの針の出る部屋右の隠し通路から

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