2019年5月1日

ゲームレビュー/真・女神転生

評価:★★★★☆

開発メーカー:アトラス
磔にされる少年、虐げられる少年、生け贄にされる少女の不思議な夢を見る主人公。
悪魔が出現しはじめ、夢で会った二人の少年と出会い、世界の命運を握る壮大な物語がはじまる……
といったところだろうか。
主人公は世界の天秤の重りのひとつとなって命運を分ける重要な位置にいながら、無力さが所々で思い知らされる。
普通のRPGとは一味も二味も違うため、過去のゲームとはいえ現代でも新鮮に感じるのではないだろうか。
LAWとCHAOS、そしてNEUTRALという三属性に物語は分かれるマルチエンディングという点もじっくりと遊びたい人にはとてもオイシイ。

【良かった点】

LAW、CHAOSの極端な思想が紡ぐ話と世界観、ロックなBGM
選ばれた者が恩恵を受けられる千年王国と自由と力が全ての共存世界。
ゴトウの言い分は頷けたし、どちらかというとCHAOSを支持したい気分でした。

【悪かった点】

敵がやたらと強く、レベルアップしにくい。
後半はエンカウントが多すぎる

普通に戦っていても、レベル差で経験値の入りが違うようなので、オニが棲むという強敵の出るあの場所でレベルアップを試みればいい話だが、わからずに進もうとすると、やたらと敵悪魔が強く感じる。
主人公の運やらステータス上昇は多いほうが進みやすいので、やっぱりレベルは上げたい。
エンカウント多いのは、オリジナルモードなら顕著に表れている点。
一歩進んだらすぐエンカウント、くらいの頻度でエンカウントするマップもある。
逃げたら一歩下がるため、エストマや封魔の鈴がないと心が折れそうになる。

【総評】

良作。
エンカウントと仲魔の合成でダレなければ最高評価で良かった。
最初わからんかったが、
悪魔はレベルアップしない(固定)
だということ。
プレイしたのがペルソナが先だったんで、レベルアップすんのかな?と思ったけど固定。
自分のプレイだと
中盤までは運と防御上げて悪魔に戦闘任せて主人公のレベルアップに専念、レベルアップしたら強い悪魔を仲魔にして~の繰り返しだったが、終盤は主人公のほうが銃やら剣やら、ステータスも強くなってるので補助できるタイプの悪魔を仲魔に……って感じでした。
ゲームとはなんたるかを語るなら、一回は遊んでおいたほうが良さそうなゲーム。
なんでこんな伝説的なゲームを今まで触らなかったのか自分でも謎です。
結末はNEUTRALが良い。修羅の道だけどな。

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