2017年12月17日

映画レビュー/アタック・ザ・ブロック

評価:★★★★☆

強盗、窃盗、麻薬、団地の不良少年たちが帰りの途中の看護師の女性サムを恐喝し、財布と指輪を奪うところから始まる。
近くの車に偶然落ちてきたエイリアンと遭遇し、殺害するがそれを皮切りに複数の凶悪なエイリアンが降り注ぐ。
初めのエイリアンがあっけなく死んでしまったことで、いきがる少年たちだったが、後から降りてきたのは巨大で凶暴なエイリアンで……というもの。
面白かったです。


【良かった点】

強盗からはじまった出会いやTVで流れていた昆虫のフェロモンの下りなど、しっかり最後へ繋がる要素があって良かったと思う。
武器を持ってエイリアン狩りへ行こうという場面でモーゼスだけ扉だけを映すなど、場面から心情が伝わってきて、映像の表現が豊か

【悪かった点】

殺人エイリアン、といってもそれほど残酷なシーンはないし、悪く言えば暴力的なシーン、傷害シーンがちゃちい。
良く言えば、残酷なシーンが苦手な人でも見やすい。


【総評】

エイリアンが人を殺害するシーンは軽く、胡麻化している感じはするがグロテスクなシーンが苦手な人でも比較的見やすい。
エイリアン足遅くね?というツッコミはともかく、逃走シーンは見ごたえがある。
カメラアングルと配置で役者の見せ方が良い。

役立たずのちびっこが手柄を立てる、不良たちにも家族がいたりと所々微笑ましいものがあったし、強盗などの罪に対してエイリアンに向かっていった事でチャラになるんではない最後の〆の部分も良かったと思う。
その後のモーゼス達がどう生きていくのか、前向きな気持ちになれた。
エイリアンが悪いとか、少年たちが悪いとかじゃないんだなーと最後まで見て感じた。

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