評価:★★★☆☆
メーカー:日本一ソフトウェア流行り神に続く、怪異事件を描いたホラーアドベンチャー。
主人公の特技「ライアーズアート」を用い、嘘で相手から真実を引き出すシステムが斬新。
R18指定。
下ネタっぽいのとグロ注意。
【良かった点】
文章が読みやすい、いつでも好きなシーンから読み直せる2はG県の名物が作中で登場して、日本一さんの地元愛がうかがえてよかった。
【悪かった点】
1はライアーズアートがグダグダだったのが非常に残念。2は無駄にシーン選択の区切りが細かくて選び辛かった。あと一々展開がグロい方向に行く。気になったところは他には、1は救いのないトゥルーエンド(評価の出るやつ)が多かったとこ。
万人受けではないね。
グロと暗い展開が好きな人には向いてるかもしれない。
【総評】
1は「真」と付く割には流行り神特有の、裏で渦巻く陰謀やら都市伝説やらの要素が全体を通して薄かったのは残念。
正直、前作の裏の組織が深く関わってくるんじゃないかと期待してた。
真、だし。
話によって登場人物の立場が変わりすぎるのも人物に愛着がわかない原因になったし、結局2ではブラインドマン編引きずってるだけだし、イマイチ「このシリーズ好きだ」と思える決め手に欠ける。
イベントスチルはグロいのばっかりだったし。
いくら18禁でも、もう少し和やかなシーンのスチルも欲しかった。
あと、ライアーズアートは真実を問いただすのはまあいいとして、物語の内容として盛り込むならグダグダに見えたのがマイナスだった。
ゲームとしては成功・失敗で話の内容が分岐するのは良かったんだけど、やりとりが見てらんなかったね。
なんだかんだ言って文章は読みやすくて良かったし、好きなシーンからいつでも読み直せるのは好感が持てた。
人物の面では関本と紗希の関係性はどのパートでも良かった。
てか1で最後に遊んだ「秘密クラブ編」は不意打ちだったね。
2は
北條と愛染のコンビで所々コメディっぽさがあって、1よりはグログロ描写や表現がなくて遊びやすかった。
下ネタがたまにくるのでまあ18禁だからしょうがないが、いいんじゃないかと。
バッドエンドが無駄に多かった気もする。
1を遊んでなくても特に問題ない。
こっちのが以前の「流行り神」の登場人物が間接的に出てくるんで、これまでのシリーズが好きだって人は2だけ遊べば満足できるのでは。
むしろ真の1からの繋がりを期待してる人には残念な節がある。
過去事件のフラッシュバック絵だけじゃなくて、もっと名前やら名残やらあって良かったと思うんだが。
まーこれもこれでいいのかな。そんな深く思い出したくない凄惨な目に遭ってるんだし。
なんだかんだやっぱ好きです。
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